久瀬くんは〇〇恐怖症
そうして久瀬君は…

『!?!?!?!?』

私をお姫様抱っこして、スタスタと歩いていく…。

って、

「く、久瀬君?私歩ける…「歩けないだろ」

…即答。

「…それに、見せつけておかないとな」

「え?」

「別に。
それよりなんか髪濡れてないか?」

「朝シャワー浴びて来たから…
あのあとすぐ寝ちゃって」

そんな会話をしている間に保健室に着き、

久瀬君がそっとベッドに私を下ろす。

「あ、ありがと…」

「…ん。
先生まだ来てないけど、大丈夫か?」

「うん。風邪は基本寝てたら治る…」
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