久瀬くんは〇〇恐怖症
そう言って布団を引き上げた私の頭をぽんぽんと撫でる久瀬君。

「久瀬君は大丈夫…?
さっきあんなに女の子いたけど…」

びっくりしたよね、

まさか自分から突っ込んでいくなんて…

「ああ、まあ…
そんなの構ってる暇なかったというか」

「だ、大丈夫?顔色悪くない?」

「ん…」

い、今更発症しちゃってる…!?

あたふたしていると、

久瀬君が不意に私の手を取る。

「え…?」

な、なんだろ?

「…回復」

そう言ってフッと笑いながら

私の手をきゅっと握った久瀬君。

「っ…」

かあああああっ…

や、やばい、熱上がった…

絶対上がったっ…!

久瀬君かっこよすぎてなんかもうツラい…!

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