久瀬くんは〇〇恐怖症
皐月side
去って行く背中を見つめながら、
本棚にもたれかかる。
「なあ、いいのか?
克服したわけじゃないんだろ?」
「いや、俺が言い出したんだよ」
「…は?」
…俺の名前は久瀬皐月。
高校1年16歳で、女性恐怖症。
そんな俺が、この親友である和樹の"妹"、
下梶優雨を家に招いた。
「なにがどうなってんだ?」
「俺にもわからん」
「わからんってお前…」
去って行く背中を見つめながら、
本棚にもたれかかる。
「なあ、いいのか?
克服したわけじゃないんだろ?」
「いや、俺が言い出したんだよ」
「…は?」
…俺の名前は久瀬皐月。
高校1年16歳で、女性恐怖症。
そんな俺が、この親友である和樹の"妹"、
下梶優雨を家に招いた。
「なにがどうなってんだ?」
「俺にもわからん」
「わからんってお前…」