久瀬くんは〇〇恐怖症
そう思って若干興奮していたとき…

トン…

不意に足に何かがあたって、下を見ると

『ニャー』

「か、可愛い…!」

可愛らしい猫ちゃんが…!

抱き上げるとすり寄ってくる猫ちゃん。

「おお〜、珍しい種類のやつじゃん」

和樹の言葉に

リビングのドアを開けながら答える久瀬君。

「まあもらい猫だけどな。
ほら、入れよ」

「サンキュー」

そうしてリビングに入ってソファに腰掛けると

早速じゃれはじめる。
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