久瀬くんは〇〇恐怖症
そうして数分後…

「で、できた〜!」

お兄さんの好みわからないからちょっと迷ったけど、

半熟でもかたすぎでもなく、

無事に完成!

お盆に乗せて運んで行く。

ちょっと時間かかっちゃったけど、

お兄さん、大丈夫かな。

そう思いつつ久瀬君たちの待つリビングに入ると、

やはり倒れている久瀬君のお兄さん。

そんなお兄さんがもたれかかっている久瀬君に

オムライスの乗ったお皿を渡そうと試みる。

「どうぞ」

「サンキュ…あー…」

あ、そっか。

「和樹、渡してあげて」

「おう」

< 59 / 293 >

この作品をシェア

pagetop