ぼっちでも
だけど、どうしてだろ?今日に限って目の前の食事に手をつけることが出来ない。
毎日毎日、いつも一人でこうやってテーブルに向かい食事をしてるのに、なぜだか分からないが物凄く悲しくなった。
私は彼にどんな風に思われているのだろ?私の存在価値って??
そんな風に考え始めたらそれが止まらなくなって、箸はテーブルに置かれたまま手を付けることが出来なくなってしまった。
◇◇◇
結局、昨日の晩ごはんは手を付くないままごみ箱の中へ。
私はそのごみ箱の前に座り込み、中に捨てられた料理を眺めた。
もしかしたら私もこんな風に彼に捨てられてしまうのかな?
誰にも見向きもされないまま、ひっそりと終わってしまうのかな??
それって悲しいな。惨めだな。
そんな事を考えていたら、ぽっり頬に雫がつたった。そしてそれは私の意思とは関係なく静かに静かに私の頬にいく筋もの線を作り出した。