ぼっちでも
本当なら、彼が帰ってくるまで起きて待っていたいけど、それすら彼に拒絶されていた。
うん、きっと私の事を思ってそう言ってくれてる筈。
だから私は料理を冷蔵庫にしまうと直ぐに自分の寝室へ向かう。
『自分の寝室』なんて言うとちょっとおかしいかもしれないけど、でも言葉のまんま。
私の為だけに与えられた部屋で、私専用のベッドに入り込む。
だけどね、一応言っておくけど私達結婚したて、まだ1ヶ月も経っていない世に言う新婚ホヤホヤカップル……の筈なんだけど。
でも彼の仕事が忙しいから、うん仕方ない。
そう今日も自分に言い聞かせ布団の中へ。
いつの間にか眠りに落ちてしまうから、今日もまた彼の顔を見られない。