地獄の果てでキミを愛す
「俺から逃げられると思っているのか?」
「っ……来ない……で……」
ゆっくり立ち上がった直哉は
真っ直ぐと私の方に歩いて来る。
怪しげな笑みのまま。
「来ないで?随分酷い事を言うようになったな。
俺は相当お前を甘やかし過ぎたみたいだ」
ゆっくりと近付いてくる直哉。
激しい眩暈が私を襲うけど
それに耐えて必死に手を伸ばす。
ドアノブに手をかけて体全部で押したけれど
扉は開く事は無かった。
「あっ……」
絶望に満ちた声。
それと同時に完全に体の力が抜けた。
「っ……来ない……で……」
ゆっくり立ち上がった直哉は
真っ直ぐと私の方に歩いて来る。
怪しげな笑みのまま。
「来ないで?随分酷い事を言うようになったな。
俺は相当お前を甘やかし過ぎたみたいだ」
ゆっくりと近付いてくる直哉。
激しい眩暈が私を襲うけど
それに耐えて必死に手を伸ばす。
ドアノブに手をかけて体全部で押したけれど
扉は開く事は無かった。
「あっ……」
絶望に満ちた声。
それと同時に完全に体の力が抜けた。