地獄の果てでキミを愛す
最初はこれで終わらせるつもりだった。



でも気付いたんだ。


愛してる人間が他の奴に奪われるくらいなら……。
自分が手に入れればいいって。



心も、体も



桜の全ては俺のモノ。



他の奴なんかにはやらねぇ……。



そう決意してからは早かった。



気絶するコイツの隣で俺は着々と準備をした。
桜が俺から逃げられない様に……。


俺と桜が通っている大学は
ちょうど1週間前から夏休みの時期を迎えている。


だからその点では心配ない。



桜の親にしても大丈夫だろう。
コイツも1人暮らしだから家に帰ってこないと警察に通報する事も無い。
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