人魚姫
プロローグ
むか〜し、むかし

大きな海の底。

深くて暗い海の底。

その場所に、小さなちいさな街がありました。
街には半魚人……、人魚とよばれるものたちが暮らしていました。
そんな街のはずれに一組の夫婦が暮らしていました。

その夫婦にはつい先日生まれたばかりの可愛い女の子がいます。

その女の子は幸せそうな微笑みを浮かべながら、すやすやと眠っています。

この先に何が待ち構えているのかもわからずに………。
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