Cronus Link(クロノス リンク)
「タスク!!」
やだ、タスクいなくなっちゃうの!?
あたしは不安になり、壁に手をついてタスクを見つめる。
「あたしも連れてって、タスクっ…」
「…っ!!」
タスクは、一瞬驚いたようにあたしを見つめる。
「ハハッ、そんな不安そうな顔しなさんな。大丈夫、朱里のその壁を壊すだけだ」
そして、そう言って、銃を構えた。
じゅ、銃だ!!
あたし、どどどどうすれば!?
「動いたら駄目だぞ、大丈夫。朱里には当てないからな」
そう言って、タスクは狙いを定めた。
キュィィィン
不思議な電子音と共に、銃が光り出す。
ふぇ!?あれは何!?
突然向けられる光にあたしは震える。
「ううっ…」
こここ怖い!!
でも、今はタスクを信じよう。
あたしはギュっと目をつぶり、衝撃に耐えた。