「・・・りか、アリカ・・・」



「ん・・・」



頭がガンガンする。
胃もグルグルしてて、気持ち悪い。



「アリカ、大丈夫っ!?」



「えっ??」



目を開けると、澪が机の前にしゃがんで私をみていた。



「・・・あれっ、澪、かえったんじゃあ・・・」



澪は本当に心配そうな面持ちで私を見た。


「アリカが具合良くなさそうだったから、飲み物買ってきたんだよ」


ほら、と澪は私にペットボトルのお茶を差し出した。


「アリカ、このお茶好きだったよね」


差し出されたお茶を受け取って、私は苦笑いした。


「ふふっ・・・ありがと。よくおぼえてるねぇ」


澪はエヘンと胸を張った。


「アリカのことはなんでもわかるんだから」


「そっか。そうだね」



そうだよぅ、と笑いながら私の事を振り向いた澪は何故か驚愕した顔付きだった。





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