A
ガバッと跳び起きた私は
一瞬、間を置いてから辺りを見渡した。
つくえ、クローゼット、テレビ、ぬいぐるみ・・・
いつもと変わらぬ私の部屋。
おかしいところは、ない。
だが、何か違和感を感じる。
結局、その何かを見つけることはできず、私はそのまま後ろに倒れ込んだ。
「あっつ・・・・」
Tシャツは汗で湿っていて、
かなりの不快感を与えていた。
身体がダルかったが、気力を振り絞って私はベットから抜け出した。