A
「−−−か。・・・アリカってば!!」
「えっ??あ、ごめん、なに??」
声の方をむくと、澪がぷぅ、
と頬を膨らませていた。
「んもう、人の話聞いてないんだから。・・・ホントにどうしたの??最近変だよ??」
澪はとても心配そうな顔をしたが、私は話す気にはなれず、何でもない、とごまかすしかなかった。
「もっと頼って欲しいな・・・」
澪が呟くのが聞こえたが、
聞かなかったふりをした。
だって、澪に話したってどうなるの?
笑われて、それで終わりじゃない。
下手したら頭おかしいと思われるかも・・・