悪彼
「…………」
「…………」


うぅ…沈黙;


「なぁ」


「はいぃ;」


やばっ;


「そんなにビビんなよ。喋りにきぃ。」


「すいません…」


「どこ行きたい?」


え………


「そ…そんな…私はあなたのお礼に来たんですから…」


「…そうか…」


………間違った事言ってないよね…


「あそこでいいか?」

彼の目線の先には……

「公園?」





















「あの…名前は…」


ギロッ


ぎゃっ!
何で睨むのぉ;


………あ…
「私は美鈴です。今朝はありがとうございました。」


そう言って改めて頭を下げる。


「……おう。」


自分から名乗れって事………


「俺はルイ。」


だったみたい。


ルイさんかぁ……







< 6 / 16 >

この作品をシェア

pagetop