もっと、キスして
いつもの日常
龍青の家につくと、もうすでにみんなが揃っていた。
「遅かったね~!」
ちのに言われる。
「道がすごい混んでたの。
私たちいつも最後な気がする。」
「花火、するなら早めに買いに行くか。」
まだ完全に暗くはなっていないけど、
家を出るのが面倒臭くなる前に買いに行った方がいいかもしれない。
「龍青の言う通りだね。先に買いに行こうか。
ついでにどこかでご飯食べて帰る?」
「外食した~い!」
私の提案にちのが乗ってくる。
「なんか食いたいもんとかあるの?」
大貴はちのの頭をなでながら聞く。
「焼肉。」
「焼肉。」
間髪入れず答えたちのと同時に私も同じ答えを出す。
二人でだよね~と言いながら笑いあうと、
泰成は本当に仲いいよね2人とも、と笑っていた。