もっと、キスして



「わ、すっげ。高かったんじゃね?これ。」


「うーん、私の金銭感覚で言ったら、かなり高かった。」


私がプレゼントしたのはすこーし高いブランドの財布。


「デザインめっちゃかっけー…。

俺こういうのめっちゃ好きなんだけど。」


「あ、ほんと?よかった。

財布めっちゃボロボロだったじゃん?
だれかからもらったものだったら変えにくいかもしれないけど。」


「いや、買うのめんどかっただけ。

よく見てんな、凛。しかも好みまでバッチリど真ん中当ててくるし。」


「コントロール抜群でしょ。」


「満塁ホームランだわ。」


「それ私負けてるじゃん。」


しかも好みにストライクっていうし満塁ホームランって。


すっごい喜んでる大貴見てたらどうでもいいけど。


「まじサンキュっ。」


「もういいからちののやつを開けなさい。」


いつまでも私で戸惑ってたら頬ピンクに染めながら選んでたちのがドキドキしっぱなしじゃん。


「お、おー。あ、あけるわ。」


ほっぺたを赤くしながら私のをあける時よりずっと緊張してる大貴。


この2人つぼすぎる。かわいい。
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