もっと、キスして


「なー龍、俺ら帰った方がよくねー?」


「帰るか。」


「帰ろーぜ。」


龍青が珍しく泰成のおふざけに誘われる。


こういうときって龍青ノっちゃうんだ。

可愛い。


「ばかばかばかばかっっ!!帰んなってバカ!!!」


「まあ帰らねえけど。」


「さすが龍わかってるぜ。」


「バカって5回言ったから今度500円のなんかおごれよ。」


「奢るわけねえだろ。」


2人がまた床に座る。


「ねえ…。」


一回静かになってみんながお菓子をつつき始めた瞬間にわたしはそっと切り出す。


「付き合っちゃいなよ。」


「り、凛っ。」


ちのは顔を真っ赤にして驚く。


「もー。2人ともここまで来たらお互いの気持ち全然分かんないほど馬鹿じゃないでしょ?

ね、ちの。」



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