輪廻屋物語
最近は聴こえていなかった、神の声を聞き、フッと笑う。

水「どこにいるのさ。その相手は。」


「行けば分かる・・・。」


その声が聞こえた刹那・・・


俺の視界がグルグルと回り、落ちていく感覚を感じながら、俺は意識を手放した。














目が覚めるとそこは、暗い部屋だった。そして、俺は縛られていた。



視界が、無い。


それに今更気づく。


暗いと思っていたのは目を塞がれていたから。


ジメジメとした空気が肌を包む。

なんだこれ?


ねぇ、神、運命の相手にあうどころか、


俺、監禁されてるんだけど・・・

キィと音がして扉が開いた。
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