秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜




「S級生徒?」 ランジが聞き直す






「俺たちはA級生徒…
いわば普通クラス!
あそこに座ってるS級生徒は
実技、筆記ともに成績優秀の
特別エリートクラスってわけ」

「へぇ〜
そんなクラスがあったんだ!」

「おいおい…
お前らそんなことも知らねーで入ったの?
ここじゃ有名だぜ?
あー…俺もS級生徒になりたかったー」

『そんなにS級生徒は凄いの?』







今度はロナがその男に質問をした








「凄いどころじゃない
なんでも優先的に待遇が許され
実務にも就かせてもらえ、噂では
S級に入ればどこの部署でも試験を受けずに
入れるって話もあるみたいだ……」

「…ぁ、えーと……あなたは;?」






だが返ってきた声は男ではなく女の声だった







「久仁城 マツリ
(くにしろまつり)、君たちと同じA級生徒だ」







一際雰囲気がある和風のリボンが
長い髪を低い位置で1つくくりにされている
そんな男っぽい口調が特徴的の彼女







「マツリね、よろしく!」

「あぁ、よろしく…」

「ところでお前は?」






ランジが最初にロナ達に
声をかけた男に誰なのかと聞いた





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