秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜
「えー、今日から
2年間お前たちの教官を受け持つ陣(ジン)だ」
教団に立つ、30代くらいと思われる
程よく筋肉質がついた感情が読み取れない男が今日から教官だと生徒に言った
あまり聞きなれない名前に
生徒達の中で教官についてヒソヒソと会話がなされる
そんな中、教官は無駄な話は一切せず
学校の規則やこれからの授業の流れなどを話しはじめた
「知っていると思うが
この学校は全寮制だ、決まった外出日
”緊急事態”の場合のみ
この学校から外に出ることは許されない」
「はいはーーーい!」
陣教官の話しに
元気に手を挙げる人物……それはカラスだった
「緊急事態の場合とは
どういった場合なんですかー?」
確かにと生徒達は陣教官の言葉を伺った