秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜





責められている
女の子はロナ達と同じ制服を着ていた


そのA級生徒が
S級生徒に絡まれているのだ



だが、その女の子は黙ったまま俯いている




「………………」

「黙ってちゃわかんねーだろ」

「そーよ、早く謝んなさいよ!」





「何あれ大人数であんな責めるなんて酷い」

『私、先生呼んで………っ!』

「おい、マツリ?」





_スタスタ__スタスタ






ロナとスミレ、鴉が話を
している横を通り過ぎるように
目の前にマツリが歩いていく姿を確認する





「あいつ何する気だ」

「おいおいおいおい……」









マツリはその絡まれている
男女グループの間に入る…
そして女の子を庇うように
背を向けS級生徒の前に立ちはだかった



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