秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜




「はぁ…全く入学早々
騒動行為とは今年の新入生は期待できないな」





生徒会の男が
そう吐き捨てながら腕を組む





「私はそうは思わないけど…」

「は?!本気で言ってます?ムラサキ先輩」






ムラサキと呼ばれた
あのボーイッシュな女がマツリが切った男を
しゃがみ込んで確認をしていた






「(気絶させただけとは…護身剣)」

「死んでないのよ、コハク」

「えぇ?!」

「あぁ…サヤカのゆうとおり
”模造”された剣でただ気絶させられただけだ」







ムラサキは立ち上がりながら言った






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