秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜




「引きずりこまれたって?」


スミレは耳を疑うようにもう一度確認した



「被害者だなんてつれないわね…
私達はコウに何度も助けられてきたのよ?
その恩返しといっちゃなんだけど、あなたが必要だと思ったから入れたのよ」




サヤカさんが少し自信満々にそう話す




「あ、ちなみに
僕達生徒会は全員S級生徒の扱いだから
君達とは制服が違うんだ」

「A級生徒でも試験次第で
S級に上がれるし
入りたいなら整然頑張るんだな!」





疑問に思っていたことを
先に話してくれたレオ、さすがは秘書だ




「ところで……マツリと言ったな君」





次にムラサキが今度はマツリに話しかけた







「そうだけど……」


「いつも”護身用”を持ち歩いてるのかい?」


「……それが何か」


「新入生はまだ
校内で武器を持ち歩く許可は出ていない
それを知ってて持ち歩いていたとしたら
あの”行為”は危険だと思わなかったのか?」



「事が大きくなる前に止めただけ」



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