秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜
「緊張するな……
スゥ〜ハァ〜……よし!』
ビリビリ__
パラッ___
ロナは大きく息を吸って吐き
持っていた真っ白な便箋を綺麗に破り
中に入っていた三段折の紙を取り出して開いた
その紙に書かれていたのは……
『この度、貴女様を我が校の生徒として
正式に入学を許可することをここに命ずる
よって…鳴海 ロナは合格者である』
書かれいた内容ひボソボソと読み上げた
『ゴ…ウカク…ごうかく…合格!?』
「え?!なんて?ロナ、合格?合格なの?」
「おいロナ、合格したのか?!」
声を張り上げたロナは驚いた
その声にお隣のスミレ、ランジも反応する
『夢じゃないよね…?
私、ほんとうに合格したんだよね?』
「も〜なに言ってんの!
合格したのよ!ロナはっ!晴れて
私達、国家試験に受かったんだよ♪♪」
バッ!__
そう言いながらスミレ70〜80cmほどの
お隣同志を繋ぐブロック塀を
いとも簡単に飛び越え
玄関先にいるロナに熱い抱擁を交わした
「お、おい!スミレ危ないだろ;」
塀を飛び越えたスミレにランジは叱る
本当にどっちが姉か兄かわからない……
『ス、スミレ……い、痛い…』
「あ!ごめんごめん(苦笑)」
『でもこれでまた3人同じ学校だね♪♪』
「うん!そうね♪♪
じゃあ、今日はロナの合格祝いね!!!」
そしてこの日の夜
お隣のスミレとランジと家で
ロナの合格祝いの食事会が開かれたのだった