秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜




コウの口から出た言葉にショックを
隠しきれないロナは頭が真っ白になった


『…………………っ…』




「ちなみに、スカートの後ろ右ポケット。
銃を隠すには膨れすぎ……
それでバレてないとでも思った?」





ロナが隠し歩いていた
父から受け継がれた銃を片時も離れずに
持ち歩いていたことが
コウには簡単にバレてしまった





「そんなもの持ち歩いてどうすんの…
新入生が武器の所持許可がないのは知ってるよな?、そんな大事なもん…っ」

『わかってます…っ!
でも、これは!お父さんからの預かり物で、
ある人にこれを渡さないといけないんです!』

「……なるほど」

『え……………』









コウは立ち上がり
ロナが座るソファへと近づいてゆく

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