秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜






『はぁっ…はぁ…はぁ…っぅ……』




画面の向こう側では
体力の限界なのか肩で息をする辛そうな
鳴海ロナの姿があった





「逃げてばかりだと
能力分析できないんだけどな〜
でもさっきよりはどこから弾が
飛んでくるのかわかってきてるみたいね」





穂村はそう言いながら
人差し指を机にタンタンタンと
リズムよく叩くように映像を見ていた





その後ろでは指に顎を乗せ
何かを考える仕草を見せる陣の姿があった





「………………………………」

「あら、何を黙ってるの?
喋るほどの言葉もないって感じ〜?」

「………………………………」

「タイムリミットまで
あともう01:00きっちゃうわ〜」














「いや…っ;…………来る」

「来る?」




陣が口ずさんだ
”来る”とゆう言葉の意味がわからず
首を傾げる穂村だったが






その時、___バンッ!!!と
画面の向こう側に銃砲の音が鳴り響いた


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