秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜
学校生活にも慣れ、一ヶ月が過ぎた頃
「えぇ!?
2人共もう実務試験受けるの?」
とてつもない広いレストランのような学食に
佐伯スミレな声が張る
「逆に受けないスミレ達に驚きだな」
「や〜、楽しみだな!マツリ!」
お茶を嗜みながら冷静に話すマツリと
食べかけのオムライスの
スプーンを振りながら呑気に話すカラス
『………………………』
「私は受けるつもりないかな
部署は交通安全課がいいから……
特に実務には反映されないし」
「私もいいかな〜楽な方がいいもん」
アユムとスミレは
実務には受けることはないと断言した
「ランジはどうなんだよ?
お前、警察官にになりたくて
ここ入ってきたんだろ…だったら尚更
受けとくに損はねーんじゃねーの?」
「まぁ…そうだけど」
「あ!もしかして怖ぇーんだろ?」
「は?!」
「お前って勢いってもんがねーんだよ
頭で考えるよりまず、行動してみねーと
やらないでいるよりやって
おいた方が後悔しねーぞ?」
ランジを怒らせてもおかしくない発言を
カラスはズバズバと口にだしてゆく