秘密×散弾銃〜ヒミツ ノ サンダンジュウ〜





『ランジっ!』

「ロナ……」

『はぁ、はぁ…
カラスは悪気があって言ったん
じゃないと思う、だからあまり気にしない…』

「わかってる」




ランジを追いかけてきたロナ




「つい、頭に血が上った…
なんか高校時と全く環境が違いすぎて
結構参ってるつーか、情けねーよな(苦笑)」

『ううん……
それはランジだけじゃないよ、私もスミレ
カラス達だって感じてるはずだよきっと』

「いつもクラスで
スミレと俺が1、2を争う成績だったのに
ここに来たらそれ以上で、ついてくのが
精一杯だで、でも諦めてるわけじゃねー
俺だっていつか実務試験には
受けるつもりでいてたんだよ……」





どこかを見ながら
ランジは冷静さを取り戻し話出す


それを黙って聞いているロナ





「絶対警察官になる…
誰にも負けねー、自分にも負けねー」

『うん、そうだね(微笑)』

「ふ…笑
ロナっていつも俺が何かしら取り乱すと
こーやって話し聞いてくれるよな」

『そう、だっけ?』






「そうだよ…だから………」

『ランジ?』

「ロナだったらなんでも話せる…
ありがとな…」

『私は…こんなことしかできないから』







ランジはロナに近づき
優しく頭を撫でて微笑んだ


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