* キラ✴︎キラ✴︎星《ヒカル》ひと−kirakira hikaru− *
泣いていたから、詰まった。
でも、分かって欲しくて頑張って声にした。




「で、私で良ければ…お願いいたします」



そう。言えた。でも、私…
その矢先に、細川クンが肩を抱き寄せた。




「…ビックリさせたな」



細川クンが言った。突然言われてキョトンとする私。




「…俺ずっと、高田を好きだった」

「…うん。ありがとう」

「でも…高田といて、高田を苦しめてるなって。俺じゃ守れないって思ったから…あの頃、フった」
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