* キラ✴︎キラ✴︎星《ヒカル》ひと−kirakira hikaru− *
「いや…無理…。私ね、不器用だし」


「程があるよ。考えなよ。好きなんだよね〜?」



梨花が怒っている。私は精一杯なのに。
このメールにも力入ったんだ。


手に汗がジワーッと滲んできて、
手が勝手に動いた。



メールの文章にすら慣れなくて、いっぱいいっぱいで、嫌だと心底思って「はい、よろしく」ってなった。




「…でも、必死なんだよね。偉い偉い」



梨花は、私の心を分かってくれているのかなって思う。




「でも、避けられないでしょ?」


「うん…頑張る。ありがとう…いつもいつも」
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