* キラ✴︎キラ✴︎星《ヒカル》ひと−kirakira hikaru− *
お礼を言うと、満面の笑みで返す細川クン。
「これ、あげる。不必要なら処分して」
「どうして?これ、新品だよ。細川クンが買ったんだよね」
「安いんだよ」
「駄目だよ。私、洗濯する」
私の中にある細川クンへの想いが
膨らみ、これ以上に細川クンを悩ませてしまう。
「素直に行けよ。髙田らしくない」
「そう言われても」
「でも。そういう髙田も…なっ」
「ん?」
「いや。気にするなよ。行くぞ」
行かないで。細川クンの後ろ姿は見たくない。
そう思いながら、下を
うつむいた。
「これ、あげる。不必要なら処分して」
「どうして?これ、新品だよ。細川クンが買ったんだよね」
「安いんだよ」
「駄目だよ。私、洗濯する」
私の中にある細川クンへの想いが
膨らみ、これ以上に細川クンを悩ませてしまう。
「素直に行けよ。髙田らしくない」
「そう言われても」
「でも。そういう髙田も…なっ」
「ん?」
「いや。気にするなよ。行くぞ」
行かないで。細川クンの後ろ姿は見たくない。
そう思いながら、下を
うつむいた。