桜道【実話】
『ん?
何だよ~いきなり?!』
ナオは笑っていた。
【ドクン!ドクン!】
《あたしと…別れて…》
『…………』
ナオの笑い声は消えた。
《もう
ナオとは逢わない…》
あたしの目は涙で潤む。
『…今から
そっちに行くから、逢っ
て話そうぜ?!』
【ズキッ…ズキズキ…】
受話器の向こうから
聞こえてくるナオの声は
一転した。
『タバサ?
聞こえてるか?』
【ナオが今から来る??
来たって…もう…何も変
わらないょ…グスン】
《来ない…で……》
こんなに
冷たい自分を初めて
知った――――
何だよ~いきなり?!』
ナオは笑っていた。
【ドクン!ドクン!】
《あたしと…別れて…》
『…………』
ナオの笑い声は消えた。
《もう
ナオとは逢わない…》
あたしの目は涙で潤む。
『…今から
そっちに行くから、逢っ
て話そうぜ?!』
【ズキッ…ズキズキ…】
受話器の向こうから
聞こえてくるナオの声は
一転した。
『タバサ?
聞こえてるか?』
【ナオが今から来る??
来たって…もう…何も変
わらないょ…グスン】
《来ない…で……》
こんなに
冷たい自分を初めて
知った――――