桜道【実話】
ナオが初めて

あたしの部屋に来た。



『お~やっぱ男の部屋と

は違うな!』



ナオは

そう言いながらベットに

座った。



《はい!珈琲~》


『おっ!サンキュー』



【ぁ…ドキン!!】



ナオは

珈琲カップと一緒に

あたしの手をつかんだ。



『愛してる…』



【ぁぁ…キュン…ナオ…】



今まで抑えていた感情が

ふたりの中から

激しく噴き出していく。




『タバサ…』


《ぁ…イヤ…ン…》



ナオとあたしは

何度も何度も愛し合った。




あたしの耳元で

ナオの熱い吐息と一緒に

聞こえてくる言葉。




『好き』から

『愛してる』に

変わっていた――――





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