桜道【実話】
血の雫
《もう出てってよ!!》
あたしは
お父さんとお母さんを
部屋から追い出そうと
必死だった。
(お前は自分が
どんな取り返しの
つかない事したか分かっ
てないだろ?!)
あたしの肩を揺すぶる
お父さんの目が赤い。
《取り返しのつかない事
って何よ?!!さっき
から一方的に怒鳴って
早く出てってよ!!》
あたしは
お父さんとお母さんを
精一杯の力で追い出した。
叩かれた頬が熱い。
【もう…
お父さんもお母さんも
大嫌い!!
顔も見たくない…グスン】
あたしは
また布団をかぶって
泣いた。
【ナオ…助けて
早く…きて…グスン】
あたしは
悲しみの底から
叫んだ――――
あたしは
お父さんとお母さんを
部屋から追い出そうと
必死だった。
(お前は自分が
どんな取り返しの
つかない事したか分かっ
てないだろ?!)
あたしの肩を揺すぶる
お父さんの目が赤い。
《取り返しのつかない事
って何よ?!!さっき
から一方的に怒鳴って
早く出てってよ!!》
あたしは
お父さんとお母さんを
精一杯の力で追い出した。
叩かれた頬が熱い。
【もう…
お父さんもお母さんも
大嫌い!!
顔も見たくない…グスン】
あたしは
また布団をかぶって
泣いた。
【ナオ…助けて
早く…きて…グスン】
あたしは
悲しみの底から
叫んだ――――