桜道【実話】
《イタッ…》


あたしは

下腹部に痛みを感じて

目が覚めた。



もう朝になっていた。



【あっ…ナオからだ!】



ナオから

『オハヨ』のメッセージ

がベルに入っていた。



【ナオ…グスン】



また涙が溢れ出す。



今のあたしには

ナオしかいない。



いつの間にかナオは

あたしにとって

1番大事な人に

なっていた。



【ナオ…好きだょ…キュン】



あたしは

初めて

本気で人を好きになれた。




《イタッ!!》




2度目の痛みと共に

下半身に嫌な感覚が

走った――――





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