桜道【実話】
あたしは上着をかぶって
完全に隠れた。
【ドクン…ドクン…ドクン】
足音だけが聞こえる。
【もう行ったかな?】
コンコンコン!!!
【ドッキン!!!】
窓ガラスを叩く音。
【えっ??なに?!】
「タバちゃ~ん!」
《え?わぁ~雛!》
トラックに乗ってたのは
拓ちゃんと雛だった。
「なに隠れてんの?」
《ぅっ…雛ぁ…グスン》
突然涙が出てきた。
「どうしたの?」
赤ちゃんの事。
家出の事。
すべてを話した。
「そっかぁ…赤ちゃん
ダメだったんだ…
今、ナオくんに
会ったけど無理に明るく
してたのかな?」
《あっ
ナオはまだ知らないの
言うのが怖い…
きっと悲しむもん…》
「あっナオくん来た!」
『雛ちゃん達
一緒に飯でもどう?』
「イヤぁね~ふたりの
お邪魔はしないょ~」
雛が気を使ってくれてる
のが良くわかる。
きちんとナオに
言わなければならない。
ナオと
あたしの
赤ちゃんの事――――
完全に隠れた。
【ドクン…ドクン…ドクン】
足音だけが聞こえる。
【もう行ったかな?】
コンコンコン!!!
【ドッキン!!!】
窓ガラスを叩く音。
【えっ??なに?!】
「タバちゃ~ん!」
《え?わぁ~雛!》
トラックに乗ってたのは
拓ちゃんと雛だった。
「なに隠れてんの?」
《ぅっ…雛ぁ…グスン》
突然涙が出てきた。
「どうしたの?」
赤ちゃんの事。
家出の事。
すべてを話した。
「そっかぁ…赤ちゃん
ダメだったんだ…
今、ナオくんに
会ったけど無理に明るく
してたのかな?」
《あっ
ナオはまだ知らないの
言うのが怖い…
きっと悲しむもん…》
「あっナオくん来た!」
『雛ちゃん達
一緒に飯でもどう?』
「イヤぁね~ふたりの
お邪魔はしないょ~」
雛が気を使ってくれてる
のが良くわかる。
きちんとナオに
言わなければならない。
ナオと
あたしの
赤ちゃんの事――――