桜道【実話】
第十四章

親友

『みんな心配してるぞ!

それに、もう

学校も始まるだろ?』


《うん

でも今日は帰りたくない

明日は帰るから…》



【ぁ…ズキッ】



ナオが

困ってるのがわかった。



【あんな家に帰りたくな

いょ…イヤだょ…】



『じゃあ、明日は必ず帰

るんだぞ?

トラック寒いぞ~!』


《えっ?!仕事一緒に

行っていいの?》


『おう!!』



【キュン!!】



あたしは嬉しくてナオに

抱きついた。



『あっ!そう言えば

タバサ着替えないだろ?

ちょっと

買い物に行くか!』



《うん!!》




ずっと一緒にいると

ナオの優しさに麻痺して

しまいそうだ――――



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