桜道【実話】
『よぉ~』


ナオが声をかけたのは

サーファーっぽい感じの

お店の店員さんだった。



(よ~お疲れさん!)



【誰??】



『タバサの服探してんだ

けど新しいの入った?』


(あ~さっき入ったばっ

かりのあるよ!

ちょっと待ってて~)



《知り合いなの?》


『あ~中学のな~

俺の親友!』



【へぇ~親友かぁ~】



あたしは初めてナオの

友達に会った。



(タバサちゃん

こんなのどう?)



【ドキン…】



持ってきてくれたのは

今まで、着た事がないよ

うな大人っぽい服だった。



《似合うかな…?》


『お~似合うじゃん!』


(可愛いね~!)



試着室から出た

あたしは

ふたりの言葉に恥ずかし

くなった。




ナオの親友も

すごく

優しかった――――




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