桜道【実話】
第ニ章

「タバちゃん~寝てた?」


雛からの電話で起きた。


もうお昼を過ぎていた。



《雛おはよ~

昨日どうだった?》


「うん…ちゃんと送ってく

れた!」


《よかった!ちょっと心

配だったよ…何もされな

かった?》



【そーゆー目的…

ナオの言葉が脳裏に残っ

ていた】



「う~ん…実は…」


《えっ??まさか雛!》


あたしは焦った。


「違うよ~キスだけ!」


《ええ~~キス~~!》


あたしは驚きで完全に

目が覚めた。


《雛~早すぎぃ~~》



「タバちゃんはどうだった

の?」



【ドキッ!】




昨日の

あたしの手を握る

ナオの手の感触を

思い出す――――




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