桜道【実話】

視線

南と雛と駅前の

ファーストフードで

待ち合わせをした。



「女の子あと誰来るの?」


雛が南に聞いた。


「あたしの地元の子とその

友達だよ!あたしの知ら

ない子も何人かいるね~」


《え~じゃあ…みんなで

初めましてじゃん~》


あたしは驚いた!


「初対面の女の子の方が

緊張するわ…」


雛は人見知りをする方

だった。


「大丈夫よ~地元の子は

いい子だから!なんなら

男と話してればいいよ~」



南の一言でちょっと気が

楽になった。




あたし達は夕暮れの街に

飛び出した――――





< 3 / 158 >

この作品をシェア

pagetop