桜道【実話】

不倫

昨日はなかなか寝付けな

かった。



いつもと同じように

朝がきて学校へ向かう。



【ぁぁ…ねむい】



まだ付き合ってるかも

よく分からないのに

あたしは

何を悩んでるのだろう?




《あー雛!!》


あたしの前を雛が

歩いていた。



「あっタバちゃん!

おはよう~」


元気そうな雛。



《おはよーじゃないよ!

拓ちゃんと一緒だったん

だって?!》


「うん…知ってたの?

ナオくんから?」


雛が照れながら

あたしを見る。



《そうよ~でっ?拓ちゃ

んとどうなの?》


「うん!付き合う事になっ

たよ~拓ちゃんクールだ

けど優しいんだ!」



【付き合う?だって…】



《ねぇ雛…南から聞いた

んだけど拓ちゃん…》


拓ちゃんの彼女の事を

言いかけた。



残酷かもしれない…


お節介かもしれない…




でも

雛に辛い想いを

して欲しくない――――




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