桜道【実話】
「タバちゃん!おはよ~」


《雛!おはよー今日は

休まなかったじゃん?》



昨日

拓ちゃんと会っていた雛。



「うん~でもさっきまで

一緒だったんだ!」


《えっ?さっきまで?》


「実はね…拓ちゃんと

しちゃった…」


雛が小さな声で言った。



《ええ~~!!ウソ~》



「タバちゃん声でかい!」


《あっゴメン…だって

びっくりだよ!》



寝不足のダルさが一気に

吹き飛んだ。



雛はホテルから直接学校

に来ていた。



「あたしね!拓ちゃんと

一緒に居たいからバイト

辞めるよ~」


高校に入ってからずっと

続けていたバイトだった。



今の雛は幸せに満ち溢れ

ているのだろう。




もうすぐ冬休みが

やってくる――――





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