桜道【実話】
『俺さ…彼女と別れた』



【え??別れた?】



『これで

ヅルくないだろ?』



【ギクッ!】



ナオはあの言葉を

気にしていた。



《もしかして

あたしのせい?》


『そうだな!

ズルいなんて言われたか

らな~拓ちゃんと俺は同

じ事してたんだよな!』


ナオは、ちゃんと

分かっていた。



《ごめん…あたし…》



『俺、タバサが好きだ!

付き合ってくれるか?』



【キュン!!】



ナオがあたしを好きだ

と言ってきた。



あたしの胸はドキドキ

していた。



《彼女…平気なの?》



嬉しい反面年上の彼女の

事が気になった。



『昨日話したよ!』



【ぁぁ~だから昨日

連絡なかったんだ?】



《彼女すぐ別れて

くれたの??》


『嫌だって言ってたけど

俺は別れてきたから!』


ナオは自信満々に答えた。



【ねぇ…そんなの

別れたって言えるの?】




昨夜

ナオが彼女に別れを

告げていた――――




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