桜道【実話】

海のツリー

ふたりの胸で輝く

ゴールドのネックレス。


《ナオ嬉しい~ありがと。

ナオは何が欲しいか

決まった?》


『ん~まだ…

何にしようかな?

決まったら言うよ!』



欲しい物が中々決まら

ないみたいだ。




『タバサうまいか?』


《うん!美味しい~》



ナオはレストランを予約

していた。


外には海が広がっていた。



『食べ終わったら

アレ乗るか?』


ナオが指差す先には

大きな観覧車があった。


《うん!!乗りたい~》


雑誌とかで話題の観覧車

だった。




《うわ~並んでる~》


ものすごい行列が出来て

いた。


『やっぱ人気なんだな~

並ぶぞ!』


《え~1時間以上待ち

そうじゃない?》


あたしは待つのが

嫌いだった。


『大丈夫だよ~1時間

なんてすぐすぐ!』



ナオは、そんなあたしに

笑顔を向ける。




ナオは

いつもこんなに穏やか

なのだろうか――――





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