桜道【実話】
「待ってたよタバちゃん~

お姉ちゃんとこ行こ!」



南のお姉ちゃんは近くで

彼氏と同棲していた。



「お姉ちゃん~来たよ」


《あっ…こんばんは!》


「さっ!入って~」



南のお姉ちゃんは

いつもと変わらなかった。



彼氏さんは

まだ帰ってなかった。



「タバちゃん…

明日病院行こうか?」



【ドキン!!

びょう…いん…ビクビク】



あたしは怖くなった。



「検査薬は絶対じゃないか

ら…病院行ってみよ?」



南のお姉ちゃんは

あたしの肩を抱いて

くれた。



【あっ…キュン】



南のお姉ちゃんが

すごく優しくて涙が出て

きた。



「大丈夫よ!

明日一緒に行こうね?」



あたしは

黙ってうなづいた。




明日が怖い――――





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