幼なじみの理想女子
そんな家族同然のあいつとの登下校だけは誰にも邪魔されたくなくて、
彼女が出来ても俺の隣を譲ることだけはしなかった。
だからきっと、妹をとられたみたいな感じで気に入らなかっただけ。
そう思ってたのに。
「結斗おはよう!てか結斗!那津見てよ!」
教室についた瞬間腕を引っ張られて那津の目の前まで連れていかれた。
「おい那津なんで先に…………っ‼」
ドクンっ
まじかよ、こいつ……ほんとに那津?
「ちょっと結斗何黙ってんのよ!
那津超可愛いでしょ~!好きな人の為に頑張ったんだって~♪」
………………ふーん、そうゆうこと。
『……頑張ってみようかなって思ってる』