幼なじみの理想女子
だけど彼女がいるのに私と帰る理由はわからない。


唯一私が彼女さんに勝てる事がこれ。

だから私はこの時間がだいすき。



「…そういえばまた彼女変わったの?」

「ん?あー飽きたならな」

「……タラシ」

「タラシじゃねーし!そうゆう那津こそ彼氏つくらねーのかよ」



ズキンっ



知ってる?結斗が笑顔でその質問を私にぶつける……相当きついんだよ…

でも、私達は幼なじみだから。
それ以上でも以下でもない。


「……頑張ってみようかなって思ってる」


ボソッと聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。

その声は結斗にはしっかり届いたみたいで
隣でフリーズしてる。


「………」

「結斗?」

「え?あ、いや那津って好きな奴いんの?」
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