アメトムチ


ふと、暗くなった視界の原因が玉置の長めの前髪だったというのに気づいたのと同時に、野次馬の女子達の悲鳴に近いかなぎり声が食堂に響く。

それは軽く触れた唇と、


「 はい。じゃあ今の俺の気持ちを分かりやすく解説してもらおうか? 」


目の前に不敵に笑うコイツの所為だってことにーーーー。




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