最後の夏休み~運命の日まで~
気づいたら眠っていたみたいだ。

バスはとっくに高速を降り、もう目的地につきそうだった。

皆がはしゃいでる。
お昼ご飯何かな、何するのかな、夜楽しみだね、など色々なことを言ってる。

私はこのクラスには仲良くしたいと思える人はいなく、一番気になるのがやはりかなこちゃんであった。

何故だろうか、おそらくそこに理由はないだろうがかなこちゃんには心が惹かれてしまう。

バスが止まった。

皆がいっせいにバスから降りていった、みんな早く行きたいのだろう。
私も早々とバスを降りた。
修学旅行は山のふもとにある場所だった。
私は大きく深呼吸をした。
やはり山だけあって空気がおいしい。
そしてかなこちゃんのバスを探しに行った。
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